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日本最古のポシェット?巾着の歴史

人類の歴史の上でも巾着袋の歴史は古く、古来から世界中で使用されてきた記録があり、アルプスの氷の下から発見された5000年前の人間が「つる」を編んだポシェットを持っていた記録もあります。

 

実用性の高い巾着袋ですが、文明の発達と共に装飾品としての役割も持つようになっていきます。日本では、平安時代にはすでに貴重品を入れる袋として小さな巾着袋が使用されていました。

 

江戸時代になると、丈夫で幅の広い帯の普及とともに、腰にぶら下げる小銭入れとして巾着袋が普及していきます。明治以降になると、麻や木綿だけでなく、毛糸やレース、ビーズ等様々な素材で作られた巾着袋も普及していきます。

 

昭和に入り、戦時中には出征兵士の為に送る慰問袋(いもんぶくろ)や軍隊生活に必要なものを収納するための奉公袋(ほうこうぶくろ)として巾着袋が使用されていましたが、戦後、財布やがまぐちの普及で巾着袋の需要は徐々に低下していきます。

そして現代、再び人気が高まってきている巾着袋の魅力をご紹介します。

 

巾着袋の魅力

1. 使いやすさ

巾着袋の魅力はその使いやすさ。開け閉めしやすく、口が大きく開くので出し入れしやすく、必要なときに中身をサッと取り出せます。紐を手首にかければ手が塞がらないのもポイント。軽くて持ち運びにも便利な巾着袋は、日常使いにぴったりです。

 

2. たっぷり入る

変幻自在の形状とその柔軟さも巾着袋の大きな魅力です。入れる物に合わせて形が自由に変えられるので、見た目以上にかなりの収納力があります。荷物が少ない時はギュっと小さくまとめてわずかな隙間に納まりますし、逆に荷物が多い時にも沢山詰めることができます。

 

3. かさばらない

中身を出したらただの一枚の布。折りたたんでしまえばポケットやバッグの小さな隙間にも収まるほど薄くて小さな袋です。ポーチのように形が固定されていないのでかさばらず、荷物の形状に合わせてコンパクトに収納することができます。

4. 丈夫

余計な飾りがない巾着袋は、袋類の中でも丈夫な構造をしています。布一枚と紐から出来たそのシンプルな構造は、ファスナーや口金のように壊れて開かなくなったり、ボタンやマジックテープのようにほつれたり剥がれたりする心配もありません。むしろ使い込むほどに味が出るので、普段使いにピッタリです。

5. 気軽に洗える

シンプルで丈夫な巾着袋はゴシゴシ洗っても大丈夫。洗った後は風通しの良い場所に干していただければあっという間に乾きます。

 

最近ではその手軽さから、シーンを問わず使用できるものへとアレンジされ、様々に活用されています。何度でも繰り返し使えるという経済性、さらにていねいな心が表現できる点も巾着袋の最大のメリットと言えるでしょう。

そんな沢山の魅力溢れる巾着袋、あなたの暮らしにもぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

鴻月でも巾着袋を取り扱っております。見た目に可愛いだけじゃなく、機能性もしっかりしております。ご家族やご友人などへのちょっとしたプレゼントにもおすすめです。良かったらこちらからご覧ください。

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