読みもの
いつもご覧いただきありがとうございます。
スケーター株式会社鴻月チームです。
今日はかやふきんのかやとは何?
というテーマでお話させていただきます。
かやというのは、かや織りという織り方のことです。
たて糸とよこ糸が交互に組み合わさった
平織りというベーシックな織り方です。
編目が大きいから通気性抜群で、
昔から蚊帳として使われていました。
虫除けや涼をもたらす道具として古くから親しまれてきた
「蚊帳生地」は奈良の特産品の1つです。
日本における蚊帳生地の歴史は、
古墳時代にあたる応神天皇の時代
(西暦270~312年)にまで遡ります。
呉の国から伝来したのが始まりとされており、
奈良時代以降、貴族や武士など上流階級を中心に
使用されていました。
江戸時代から明治時代にかけては、
麻をはじめ、綿や紙など様々な素材で
蚊帳が作られるようになり、庶民にも広く普及しました。
昭和の前半までに全盛期を迎えますが、
後半から終わりにかけては殺虫剤やクーラーの
普及により徐々に衰退していきます。
そんな蚊帳を作る際にでた切れ端を重ねて、
ふきんにしたら、大変使いやすかったというのが、
かやふきんの発祥だそうです。
かやふきんは、吸水性と通気性に優れ、
濡れてもすぐ乾くのが特徴。
清潔に使える上に丈夫で肌触りもよく、
赤ちゃんのスタイの素材にも使われます。
拭き筋ができにくく、汚れ落ちも良いので、
キッチンや食卓の後片付けもはかどります。
台拭き・食器拭きだけでなく、食材の水切りや鍋つかみ、
最後は雑巾へと、最後まで無駄のない使い方ができるのは、
蚊帳生地ならではの魅力です。
実用的なだけでなく、おしゃれなデザインが
たくさん揃っているのも人気の理由です。
鴻月ではモチーフのフクロウ柄の
かやふきんを取り扱っております。
何枚あっても困るものではないので、
プレゼントにも喜ばれるアイテムです。
かや織りふきんの使い心地のよさを試してみませんか?