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和の色どり~個性きらめくちりめん~

突然ですが「ちりめん生地」はご存知ですか?

 

よく着物や風呂敷、和小物などに使われていることが多く見受けられますが、和装の機会がかなり少なくなった現代では、あまり馴染みがない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ちりめん生地=「高級絹織物」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、最近では着物以外にネクタイやインテリア分野においても「ちりめん生地」が使用されるようになってきています。

 

そこで今回は、日本の伝統的な絹織物でもある「ちりめん生地」について少しでもご興味を持っていただけるようお話しさせていただきます。

 

 

ちりめん生地は、3世紀~4世紀ごろに中国より伝えられたといわれています。

 

ただ実際に国内で生産され、広まったのは16世紀末の南蛮貿易が盛んであった時代といわれています。

 

日本の「ちりめん」は過去に万国博覧会へ出品し、賞を受賞したことがあるほど、世界から評価を受ける「日本の伝統織物」なのです。

 

 

ちりめん生地の素材でよく使用されるのは天然繊維の絹です。

 

絹という肌触りの良い素材が、肌触りの良さとしなやかな風合いを実現しているとも考えられています。

 

しかし、ちりめんは現在、絹だけでなく合成繊維のレーヨンやポリエステルで作られた生地もあります。

 

合成繊維を使用したちりめん生地は、絹製のちりめん生地と異なり水に濡れても縮むことがないことから大変扱いやすいとされており、インテリアでも使用されるなど幅広く取り扱われるようになっています。

 

 

ちりめんといえば「つまみ細工」を思い浮かべる方も少なくないと思いますが、元々は江戸時代の日本髪を飾るために発達したつまみ細工のかんざし。

 

現代でも技術は残っていますが、「高価になりすぎて、一般の人からは遠い存在になってしまった伝統工芸品」の1つかなと個人的には思っています。

 

 

そこで、ちりめん生地でつくられたシュシュはいかかでしょうか?

 

近年ブームのシュシュでありながら、ちりめんの美しさと味わいは変わらず和の文化をさりげなく取り入れられる素敵なアイテムです。

 

海外の方へのお土産にも喜ばれると思います。鴻月でもちりめんのシュシュを取り扱っております。

 

是非商品ページで詳細をご覧ください。

https://item.rakuten.co.jp/kogetsu-no-sato/select-komsu1/

 

 

本日も最後までご覧いただきありがとうございます。

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