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鉄製フライパンの魅力と新潟燕市の歴史

一昔前は、金属洋食器の産地として教科書に載っていたことを、覚えている方も多いと思います。燕のものづくりの歴史は今から400年前。江戸時代に農家が副業として始めた和釘づくりがそのルーツです。

 

現在でも、スプーンやナイフなどの金属洋食器の国内生産シェアは90%以上を占め、鍋やフライパン、包丁をはじめとした金属ハウスウェアは全国生産額の約90%を占める、世界有数の金属加工の生産地です。

 

第二次世界大戦後、日本人の生活様式も徐々に欧米化していき、ステンレス加工技術が発達したことなどから、金属ハウスウェア(鍋やフライパンなど)産業が誕生しました。

 

それから現代まで、時代の変遷に合わせながら、常に人々から必要とされるモノを作り続けてきました。長い歴史にはぐくまれた技術の継承と革新が燕にはあります。

 

そんな熟練の技巧、信頼の日本製、古くから金属加工が盛んな新潟県燕市で作られた鉄フライパンはプロにも愛用者が。その魅力は、素材に火が通りやすく、美味しい料理が作れます。

 

優れた耐久性で、1020年と、世代を超えて使えるものも珍しくありません。使い込むほどに馴染み、扱い易い一本に。栄養的にも鉄のフライパンで調理すると、鉄分が多く摂取できることも注目されています。

 

 

「フライパン難民」という言葉がありますが、俗称ながら、日々使うフライパンを消耗品のごとく度々買い直すものの、どうもしっくりこないという状態。ぜひ卒業したいですね。今回は長く使える鉄フライパンの魅力についてお話させていただきます。

 

鉄フライパンは熱伝導率が高く、蓄熱性にも優れているため、厚い肉のかたまりも、遠赤外線効果で柔らかく焼きあがり、肉の旨味をぎゅっと閉じ込めて調理することができ、外はカリッと、中はジューシーに仕上がります。野菜にもすぐに火が通るため、シャキッとした食感を生かした、プロが作ったような炒めものがあっという間に完成します。

 

鉄フライパンで熱することで素材の味が引き出されるため、塩・こしょうだけのシンプルな味つけでも十分においしい料理ができあがります。忙しいときや面倒なときには野菜や肉を炒めて塩・こしょうをふるだけでも、立派な一品が完成します。

 

熱が均一に入るため、パンケーキも焼きムラなく仕上がります。見た目にも美しく、香ばしくてふんわりとした本格パンケーキが簡単に作れメインからデザートまで幅広いジャンルに対応できます。料理を選ばないのも鉄フライパンの魅力です。

鉄製の調理器具は「育てる」という表現も使われますが、まさに一生もののアイテム。

 

使えば使うほど油馴染みもよくなっていき、じっくりと「育てる」楽しさが鉄フライパンにはあります。それは、物を大切にすること、食材や資源を大切にすることにもつながります。加えて、人を大切にすること、丁寧な料理、美味しい料理にもつながっていくようにも思いました。

 

 

鴻月では燕市のフライパンと玉子焼き用のフライパンを取り扱っております。ご興味ある方はこちらからぜひ1度ご覧ください。(楽天市場へ移動します)

 

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本日もご覧いただきありがとうございました。

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