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新潟県加茂市は桐タンスの全国生産7割を占める一大産地といわれています。江戸時代後期から普及し始め伝承された技術に現代美を加えた加茂の桐タンスは、熟練した職人による手作り品としての価値が認められ、1976年に伝統工芸品の指定を受けました。
近年では桐材のもつ優れた特性を生かし、現代のライフスタイルに合った製品の開発・製造に取り組み成果を上げています。安価な家具が出回り様々な素材があふれる現代でも、決して安くはない桐製品が今も根強く必要とされているのは、どの素材にも負けない魅力を持っていることに他なりません。
真っ直ぐな美しい木目、抜けるような白い木肌には気品があり、婚礼家具としても愛用されています。その1つとして、桐の良さを気軽に、そしてその良さを日々実感できるまな板はどうでしょうか。
まな板といえば、一般家庭ではプラスチック製が主流ですが、木のまな板は非常に重く、カビや臭いが気になるから避けているという方は多いと思います。しかしそのイメージとはむしろ真逆で、桐のまな板をおすすめしたい理由があります。
桐のまな板をおすすめする理由
【軽さ】
桐は国内に生息する樹木の中では、1番軽いと言われています。普段他の木製のまな板やプラスチック系のまな板をお使いの方は、その軽さにきっと驚かれると思います。軽いので出し入れもスムーズ、とても使い易い素材です。
【抗菌性】
プラスチック製品は「抗菌加工」という感じで抗菌性をプラスしていたりしますが、桐は元より抗菌性を備えています。桐の中にはタンニンやセナミンが含まれ、これらが抗菌性に加えて、防腐・防虫効果まである衛生面でも優れています。
【乾きが早い】
使うたびに水に濡れるまな板ですが、その濡れたまな板がいつまでも乾かない状態では、雑菌の温床となる場合があります。桐は単独気泡細胞という発泡スチロールのような組織構造のため水を吸いにくいという性質があります。表面からはとにかく水を吸わないので、初めて桐のまな板をお使いになる方はその乾きの早さにきっと驚かれるはずです。
【手や包丁にやさしい】
また、桐を含む木製のまな板には反発力があるため、手首への負担が少なく、食材をすっと切ることができ、まな板もあまり傷つけません。また桐は柔らかいので包丁の刃を傷めにくく、切れ味も持続するという包丁にとってもやさしい素材です。
使った人にしかわからない使い心地で「トントントン」という木製まな板ならではの、その音も1度使ったらやみつきになるかもしれません。ぜひこちらから鴻月自慢の桐のまな板をご覧ください。(楽天市場店へ移動します)
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