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コーヒーは、1日の始まりや集中したい時、仕事の休憩時間など、さまざまなシーンで飲まれています。コーヒーには、リラックス効果があるため、実際にコーヒーを飲みながらリラックスしている方も多いのではないでしょうか。
さらに、豆の違いや飲む量を調整すると、さらにコーヒーのリラックス効果を高めることができます。
この記事では、コーヒーのリラックス効果や摂取量について詳しく解説します。
コーヒーにはリラックス効果がある
コーヒーのリラックス効果には医学的な根拠も示されています。医学大学や精神神経科による研究実験で、コーヒーの香りを嗅ぐと脳から出るα波(アルファ波)が増加し、気持ちを落ち着かせる効果があることがわかっています。例えば、目を閉じた際やお風呂にゆっくり浸かる瞬間などリラックスするシーンでα波が出てくるように、コーヒーの香りを嗅ぐと同じようにα波が出ます。
コーヒーのリラックス効果は2種類ある
コーヒーのリラックス効果は、香りとカフェインの2種類によって引き出されます。ここでは、コーヒーでリラックス効果が得られる2つの要素について解説します。
香りのリラックス効果
アロマテラピーの研究では、コーヒーの香りは脳のリラックス効果に関わる部分を活性化させる働きを持っていることがわかっています。実際に、コーヒーの香りだけで睡眠不足のネズミのストレスが軽減され、抗酸化物質のレベルが上がり、脳細胞が損傷から守られたという事例もありました。この研究結果から、コーヒーのフルーティな香りを嗅ぐだけでもリラックス効果を得られることがわかります。
カフェインのリラックス効果
カフェインは、脳内の「アデノシン」という物質の働きを抑えることで、眠気を防ぎます。これにより、神経が高ぶりすぎないように調整され、集中しやすくなることで、適度な緊張をほぐしてリラックス効果を得られます。
また、少量のカフェインは、ストレスホルモンである「コルチゾール」を抑える作用もあり、気持ちを落ち着かせてくれるため、精神的に疲れが溜まってしまった際にも効果的です。
コーヒーの産地と焙煎度合いで変わるリラックス効果の違い
コーヒーのリラックス効果は、産地と焙煎度合いでも変わります。コーヒー豆は、産地ごとに気候も異なるため、豆の成長速度が大きく異なります。また、焙煎度合いによってもリラックス効果は変わるため、コーヒーの豆を選ぶ際には参考にしましょう。ここでは、コーヒーの産地と焙煎度合いで変わるリラックス効果の違いについて解説します。
コーヒーの産地ごとに変わるリラックス効果の違い
コーヒーの産地の気候や成長速度の影響で、コーヒーの産地それぞれの風味や香りに違いが出ます。このような風味や香りの違いで、リラックスの効果も変わります。以下に、日本でも多く使用されているコーヒー豆の特徴について解説します。
エチオピア
コーヒー発祥の地とされるエチオピアの豆は、フルーティーでフローラルな香りが特徴です。華やかな香りは、リラックスしつつも気分を軽やかにするため、特にストレスを大きく感じている時や気分を明るくしたい時におすすめです。
コロンビア
コロンビアの豆は苦味と酸味のバランスが絶妙でクセが少なくきりっとした味わいが特徴です。コーヒーの香ばしい香りと、フルーツのような甘い香りもほんのり漂います。仕事の休憩や少しリラックスしたい時におすすめです。
ジャマイカ(ブルーマウンテン)
ジャマイカの東部にあるブルーマウンテン山脈で栽培されているコーヒー豆です。深いコクと甘さと酸味のバランスがちょうどいいのが特徴で高級なコーヒーと言われています。ほんのり甘い香りは、心を落ち着かせたい時や1人の贅沢な時間を過ごしたい時におすすめです。
コーヒーの焙煎度合いによるリラックス効果の違い
コーヒーのリラックス効果は、豆の焙煎度合いによって変わります。コーヒー豆は、焙煎時間や温度により「浅煎り」「中煎り」「深煎り」に分類され、これにより風味や効果も異なります。以下に、豆の焙煎度合いごとの特徴を解説します。
ライトロースト(浅煎り)
浅煎りのコーヒーは、本来の豆のフルーティーな酸味があり、香りもさわやかです。リフレッシュ効果が高く、朝の目覚めにシャキッとしたい時や気分転換したい時にいいでしょう。
ミディアムロースト(中煎り)
中煎りのコーヒーは、酸味と苦味のバランスが良く、まろやかで豊かな風味が特徴です。コクが程よく、昼食後のリラックスタイムにぴったりです。また、疲れを癒しながらも、集中力をサポートする効果もあります。
ダークロースト(深煎り)
浅煎りや中煎りのコーヒーと比べ酸味が抑えられ、強い苦味と苦味の奥にあるまろやかな甘みが特徴です。 焙煎時間が長い深煎りコーヒーは、焙煎の香りも強いため、リラックス効果が高いです。
コーヒーの1日の適切な摂取量
1日に飲むコーヒーの量には注意しましょう。リラックス効果があるからといって、コーヒーを大量に摂取するのは逆効果です。コーヒーの飲みすぎによって、中枢神経系が過剰に刺激され、以下のような症状を引き起こす可能性があるので注意しましょう。
- ・めまい
- ・心拍数の増加
- ・興奮
- ・不安
- ・震え
- ・不眠
1日に推奨されるカフェインの摂取量は、コーヒーカップで3〜4杯に相当する約400mgが一般的です。1杯(約240ml)のドリップコーヒーにはおよそ95mgのカフェインが含まれています。1杯95mgを参考にするとよいのですが、コーヒーの種類や淹れ方によって含まれるカフェインの量は変動するため、コーヒーの種類等も考えながら1日の摂取量に注意するとよいでしょう。
リラックスできる雰囲気も大事
コーヒー自体にもリラックス効果がありますが、心からリラックスできる空間で飲むこともリラックス効果を高めるために効果的です。
例えば、紙コップでコーヒーを飲むのではなく、お気に入りのマグカップで飲んだほうがさらに美味しく感じるでしょう。
コーヒーをさらに楽しむために、落ち着いた空間作りやお気に入りのカップを用意してみると、リラックス効果がさらに高まります。
お気に入りのマグカップでリラックスしたコーヒータイムを
コーヒーの香りとカフェインには、リラックス効果があります。コーヒータイムを利用して、日常生活の中にリラックスできる時間を作ることで、日頃のストレスや疲労も軽減できます。
また、よりコーヒーのリラックス効果を高めるためにはリラックスできる空間を準備することも重要です。紙コップや普段使用しているコップよりも、ちょっとおしゃれなお気に入りのマグカップでコーヒーを淹れたほうがコーヒーの風味をより感じやすくリラックス効果も増すでしょう。
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